共立の技術
自動車のトランスミッション部品やサスペンション部品を作っています。
ご存知のように、これらの部品は強度が要求されるため、
そのほとんどが金属を使用(加工)して製造されています。
したがって共立の主な仕事は、「金属を加工する事」と言えます。
また、強度確認・耐久試験・応力測定等の各種試験を自社で行い、製品の品質保証をしています。現在は三菱自動車殿向けの部品がほとんどですが、
将来は世界中の自動車メーカー、機械部品メーカーと取り引きしたいと思っています。
金属の加工
金属は硬くて強いイメージがあると思います。
確かに硬くて強い材料ですが、削ることも、曲げたり伸ばしたり、 溶かしてくっつけることも出来ます。
これらの作業を加工と呼びます。
金属の主な加工方法には次のようなものがあります。
- 切削・研磨 いらない所を切削・研磨(除去)して必要な形を作る。
- 鋳造 溶かした金属を型の中に流し込んで、形を作る。
- 塑性加工 曲げたり、叩いたり、伸ばしたりして、必要な形を作る。
- 溶接 数個の部品をくっつけて、必要な形を作る。
実際の製品は、これらの加工方法を組み合わせて作られています。
共立精機でやっている加工
- 切削・研磨
- 塑性加工 冷間圧造、冷間鍛造、プレス成形
- 溶接 CO2アーク、プラズマアーク、プロジェクション、アプセットバット溶接等々
その他、熱処理、組み立て等、ほとんどの加工ができます。特に冷間圧造に関してはどこにも負けない自信を持っています。
冷間圧造とは?
金属には、一定以上の力を加えて変形させると、もとの形に戻らない性質があります。
また、熱を加えてやると柔らかくなり、非常に加工しやすくなるという性質も併せ持っています。
この性質を利用したのが、塑性加工です。
その内でも、叩いて変形させる方法を「鍛造」といい、鍛造には大きく分けて以下の3種類があります。
- 1200℃前後に材料を加熱して加工する熱間鍛造
- 450℃前後に材料を加熱して加工する温間鍛造
- 加熱せず、常温で加工する冷間鍛造
共立精機で行っている冷間鍛造は、パーツフォーマーという機械で連続加工を行います。
材料にはコイル材を使い、冷鍛型と呼ばれる「型」に押し込めて金属を変形させています。
冷間鍛造の中でこの様な方法を特に「冷間圧造」と呼びます。
冷間圧造のメリット
金属に熱を加えると加工しやすくなると先に言いました。
しかし、共立精機ではあえて冷間圧造を採用しています。
なぜかと言うと、切削など他の加工方法は勿論、熱間、温間鍛造に無いメリットがあるからです。
- 目的に近い形が作れるので、削って捨てる無駄が少なくなる。
- 加熱するための設備・エネルギーが不要。
- 強度がある。
- メタルフローがつながっている。
- 熱を加えず変形させるので、加工硬化が起きて、硬く頑丈になる。
- 削って作るより非常に短時間で加工できる。
- 同じ形の物が大量に作れる。などがあります。
すべては安くて良い製品を早く作る為に
お客様は常に高品質・低価格・短納期を要求されています。
製品の価格は、製造のコスト(費用)によって決まります。
つまり、使用する材料の量・加工の回数・時間が、重要な鍵になります。
また高品質なのは言うまでも無く、加工時間が短く、回数が少なければ、短い納期にも対応できます。
1回の加工で、目的の形状に近い物を作る事が、非常に重要なのです。
これをニアネットシェイプ(準仕上り形状)といいます。
その点において、冷間圧造は非常に有効な手段と言えます。共立精機では、後加工の廃止を目標として、常に成形の精度向上に取り組んでいます。



